単価制の「総額が読めない」不安に足を止められていたとき、僕は「植え放題」というプランの存在を知った。

仕組みは、こうだ。株数がいくら必要でも、一定以上はまとめて定額になる。つまり、総額に上限がある。

たとえば、ある自毛植毛専門のクリニックでは、一定の株数を超えると、グラフト費用と基本治療費を合わせて、総額149万円〜という形で上限が決まる仕組みだった(プランや範囲の条件があるので、詳しくは確認が必要だ)。

単価制だと、広範囲をやれば200万、300万と膨らみかねない。でも植え放題なら、「ここまで」という金額が、最初から見えている。

——この「上限が見えている」というだけのことが、怖がりの僕には、びっくりするほど効いた。

青天井の不安が消えて、「この金額を用意できるかどうか」という、はっきりした一つの問いに変わった。問いがはっきりすれば、答えも出せる。貯めてきた資金で、ちょうど届く範囲だった。

そのクリニックは、海外の大手と技術提携した、傷の小さい高密度の手法を採っていて、症例数も多いようだった。もちろん、移植毛も加齢などで変化しうることや、向き不向きはある。だから最終的には、自分の目で、自分の頭で確かめる必要がある。

でも、ずっと止まっていた僕の足が、久しぶりに、前に出ようとしていた。

「まず、話を聞いてみよう」。気づけば、そう思っていた。

▶ 薄毛丸も試してみました
総額が読める自毛植毛——「植え放題」という選び方
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