裏事情に気を付けよう
中古物件価格の７割安で手に入れられる中古マンション？
ウマイ話には裏が有る？
綺麗なバラにはトゲが有る？
そんな破格な物件、なにか欠陥があるんじゃないんですか？
欠陥ではないですが、複雑な問題ありの物件です。
それが「競売物件」というもの。
さて、イメージしてみましょう。
住宅ローンの契約後、何らかの理由で返済が出来なくなってしまったときは、どうなる？
失業や離婚、殺人事件、一家離散、遺産相続のための税金支払滞納、経営会社の倒産、などなど。
世の中は何が起こるか分かりません。
当サイトの管理人は44歳ですが、いまからプロ野球選手になるかもしれません（ありえない）
ローンが払えなくなった場合を想定して金融機関は担保を物件に設定しているものです。
債権者である金融機関が、ローンの担保となっている家を負債回収のために差し押さえます。
その差し押さえられた家が競売物件です。
日本において競売物件は多いです。
「市場に出回っている中古物件といえば７割程度は競売物件だ」といっている専門家も居ます。
ただ、格安なぶん、通常の中古マンション購入にはないデメリットも有ります。
・物件の占有者がまだ居住している場合、建物内部を見れません。
見学させてくださいなどと訪問したら相手の神経を逆なでしてしまいます。
場合によっては言い争い喧嘩になり殴り合いが始まるでしょう。
・落札後入居者が退去に応じない場合、手続きに手間と費用がかかる。
ヤクザ関係者が居住していた場合、
相手のメンツを立てて交渉しなければ、
落札者を逆恨みして、トラブルが起こる可能性が出てきます。
無理が通れば道理は引っ込むわけですから。
・稀に住宅ローンを組めない場合もあるので、
事前に金融機関と充分な打ち合わせが必要。
ぜひ競売で中古マンションを買いたい！と考えていらっしゃる方は、勉強してみてください。
勉強しないで入っていけるほど甘い世界ではないです。
一度、競売物件の相談に乗ってくれる人を探しましょう。
信頼できる競売物件関連の仲介業者をあたってみるのも良いかもしれません。
結局、自分の限界を超えていると思ったら、
素直に信用できる専門家に頭を下げてお金を払って礼儀を尽くしてお願いする。
これこそが、人生を円滑に生きて行く時の基本だと思います。
なんでもかんでも自分でやらないと気が済まない人は上手に生きていけない人です。
「俺は優秀だ！誰が頭下げて他人に頼むか！」
「俺こそが天才だ！他人になんか任せられるか！競売物件なんか自分で勉強して完全にマスターしてやるわい！」
と考える人は、素直に頭を下げてお金払って礼儀を尽くしてお願いする素人さんに時間的に勝てた試しが無い。
以上のような厳然たる事実は常に心の奥底に明記しておきましょう。
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